カルニチン(carnitine)とは、生体の脂質代謝に関与するビタミン様物質で、アミノ酸から生合成される誘導体である。立体異性体のうち脂質代謝に利用されるのは -カルニチンのみであり、エナンチオマーのD-カルニチンは活性がないとされている。日本においては、食品分野で利用されるL-カルニチン、希少疾病用医薬品であるレボカルニチン、胃薬として使用されるDL-カルニチンがある。以下は特に断らない限り体について記述する。分子式は C<sub>7</sub>H<sub>15</sub>NO<sub>3</sub>、分子量 161.20、CAS登録番号(体)541-1......
カルニチン(carnitine)とは、生体の脂質代謝に関与するビタミン様物質で、アミノ酸から生合成される誘導体である。立体異性体のうち脂質代謝に利用されるのは -カルニチンのみであり、エナンチオマーのD-カルニチンは活性がないとされている。日本においては、食品分野で利用されるL-カルニチン、希少疾病用医薬品であるレボカルニチン、胃薬として使用されるDL-カルニチンがある。以下は特......