プラリドキシムヨウ化メチルの画像画像引用元: upload.wikimedia.org

プラリドキシムヨウ化メチル

推定知名度0%15〜75歳男女
推定知名度--%20〜35歳男女

プラリドキシムヨウ化メチル(プラリドキシムヨウかメチル、pralidoxime methiodide)又は単にヨウ化プラリドキシムは、有機リン化合物|有機リン剤中毒の特異的な解毒剤である。一般的な通称はパム(PAM)もしくはオキシム剤と呼ばれることもある。化学的にはピリジン|ピリジニウム環にオキシム部位が置換した構造を持つ。IUPAC名 2-formyl-1-methylpyridinium iodide oxime。本来想定していた用途は、有機リン系の農薬中毒に対してであった。しかし、サリンやVXガスなど神経ガスも有機リン剤の一種であるため、効果を発揮する。日本では大日本住友製薬(前:住友製薬)が1955年より医療用医薬品「パム静注500mg」として製造発売している。もともと同社の前々身で母体でもある住友化学は有機リン農薬を製造しており、同農薬による中毒に対処できる薬剤として細々と製造され、農業地帯の病院を中心に常備されてきた。1995年の地下鉄サリン事件において原因の化学兵器がサリンだと特定されると、特効薬として一躍有名になった。それにおいて、瞬く間に消費されて東京都内の在庫は尽きてしまうも、全国各地の在庫が駅や空港で待機した医療関係者の人海戦術のリレーにより都心へ輸送され、結果として600人以上の被害者の命を救った。これは2005年に同事件による聖路加国際病院での救護活動を題材としたプロジェクトX〜挑戦者たち〜「地下鉄サリン救急医療チーム 最後の決断」においてもエピソードの一つとして取り上げられた。

過去の推移