5-ヒドロキシメチルシトシン(5hmC)とは、DNAのピリミジン塩基の一つである。シトシンのメチル化及び水酸化により生成する。シトシンのヒドロキシメチル基は遺伝子発現のon/offに関与するのでエピジェネティクスに於いて重要である。1952年に初めてバクテリオファージから発見された後、2009年にはヒト及びマウスの脳や胚性幹細胞にも多量に含まれていることが発見された。哺乳類では、Tetファミリーの酵素の一つであるによる5-メチルシトシン(5mC)の水酸化により生ずる。分子式は C<sub>5</sub>H<sub>7</sub>N<sub>3</sub>O......
5-ヒドロキシメチルシトシン(5hmC)とは、DNAのピリミジン塩基の一つである。シトシンのメチル化及び水酸化により生成する。シトシンのヒドロキシメチル基は遺伝子発現のon/offに関与するのでエピジェネティクスに於いて重要である。1952年に初めてバクテリオファージから発見された後、2009年にはヒト及びマウスの脳や胚性幹細胞にも多量に含まれていることが発見された。哺乳類では、......