鈴木 重棟(すずき しげむね) は、江戸時代末期の水戸藩家老職。鈴木重好を祖とする鈴木石見守家は代々従五位下に叙されて石見守を名乗り、水戸藩の家老・城代を務めた名家であった。門閥派諸生党の中でも最も禄高が高く、名目上諸生党の領袖とされた。安政5年(1858年)大番頭、五十人扶持・500石。翌6年(1859年)、父重矩の隠居により家督を相続。禄高4,500石。万延元年(1860年)には家老、城代となり、従五位下に叙されて石見守を称した。元治元年(1864年)、水戸藩内の尊王攘夷派の激派により天狗党の乱が起こる。門閥派である諸生党は幕府の後援を得てこの鎮圧にあ......
鈴木 重棟(すずき しげむね) は、江戸時代末期の水戸藩家老職。鈴木重好を祖とする鈴木石見守家は代々従五位下に叙されて石見守を名乗り、水戸藩の家老・城代を務めた名家であった。門閥派諸生党の中でも最も禄高が高く、名目上諸生党の領袖とされた。安政5年(1858年)大番頭、五十人扶持・500石。翌6年(1859年)、父重矩の隠居により家督を相続。禄高4,500石。万延元年(1860年)......