鄭 泰(てい たい、 生没年不詳)は、中国後漢末期の政治家。司隷河南郡開封県の人。曾祖父は鄭衆。弟は鄭渾。子は鄭袤。尚書侍郎・奉車都尉・議郎・揚州刺史を務めた。『後漢書』に伝がある。計略に優れた人物との評判があった。何進の招聘を受け、その側近となり活動した。いち早く董卓の危険性を見抜き、何進が董卓と結ぶことに反対したが、進言が容れられることはなかった。何進暗殺後の政変の結果、董卓が政権を握ると、表面上は忠実な振りをしつつ董卓の打倒を謀った。まず、逃亡した袁紹を赦免させ渤海太守に任命させた。そして反董卓連合軍が挙兵すると、関東の諸侯についての情報を董卓に伝え......
鄭 泰(てい たい、 生没年不詳)は、中国後漢末期の政治家。司隷河南郡開封県の人。曾祖父は鄭衆。弟は鄭渾。子は鄭袤。尚書侍郎・奉車都尉・議郎・揚州刺史を務めた。『後漢書』に伝がある。計略に優れた人物との評判があった。何進の招聘を受け、その側近となり活動した。いち早く董卓の危険性を見抜き、何進が董卓と結ぶことに反対したが、進言が容れられることはなかった。何進暗殺後の政変の結果、董卓......