船霊(ふなだま)とは海の民が航海の安全を願う神。船玉とも表記する。また、地方により、フナダマサン、フナダンサン、オフナサマなど、様々な異名がある。天平宝字6年(762年)に嵐にあった遣渤海使船能登 (船)|能登で、無事の帰国を船霊に祈ったことがあり、起源は相当古いようである。御神体が有る場合と無い場合がある。ある場合は人形、銅銭、人間の毛髪、五穀、賽などを船の柱の下部、モリとかツツと呼ばれる場所に安置し、一種の魔除け・お守り的な役目を果たす。また、陸上に船霊を祀る神社をおく場合もある。近年では地上の寺社のお札を機関室などに納めることが多いようである。御神体......
船霊(ふなだま)とは海の民が航海の安全を願う神。船玉とも表記する。また、地方により、フナダマサン、フナダンサン、オフナサマなど、様々な異名がある。天平宝字6年(762年)に嵐にあった遣渤海使船能登 (船)|能登で、無事の帰国を船霊に祈ったことがあり、起源は相当古いようである。御神体が有る場合と無い場合がある。ある場合は人形、銅銭、人間の毛髪、五穀、賽などを船の柱の下部、モリとかツ......