祥雲寺(しょううんじ)は、岩手県一関市に所在する臨済宗妙心寺派の寺院である。山号は大慈山。前身は、岩沼藩主田村宗良公が岩沼(宮城県)に開創した長谷山大慈寺であり、宗良の子である田村建顕公が天和2年(1682年)に一関へ入られた時に共に所在を変え、また名称も変更した。その際の開基は房姫(祥雲院殿)、開山は松島瑞巌寺の大機円応禅師と伝えられている。一関藩主田村家の墓所があり、地域の歴史の一端に触れることができる。祥雲寺にある田村家墓所は、大正2(1913)年に一関と東禅寺(東京品川)などにあった墓所を菩提寺祥雲寺に合葬し、遠祖坂上田村麻呂公の墓と伝えられる京都......
祥雲寺(しょううんじ)は、岩手県一関市に所在する臨済宗妙心寺派の寺院である。山号は大慈山。前身は、岩沼藩主田村宗良公が岩沼(宮城県)に開創した長谷山大慈寺であり、宗良の子である田村建顕公が天和2年(1682年)に一関へ入られた時に共に所在を変え、また名称も変更した。その際の開基は房姫(祥雲院殿)、開山は松島瑞巌寺の大機円応禅師と伝えられている。一関藩主田村家の墓所があり、地域の歴......