『石狩川』(いしかりがわ)は、本庄陸男が1938年から翌年にかけて執筆した長編小説である。大井広介らの同人誌『槐(えんじゅ)』に1938年9月[1巻3号]から1939年3月[2巻3号]まで連載。この間、第8回芥川賞(1938年下半期)予選候補に選ばれる。加筆し、後半部を追加した後、1939年5月に大観堂書店から単行本『石狩川』第1部として刊行された。未完のまま作者が病死したとされる。1939年、村山知義の脚色・演出のもとで、新協劇団により舞台化された。戦後も再刊、増刷され、1947年には60版を数えている。
『石狩川』(いしかりがわ)は、本庄陸男が1938年から翌年にかけて執筆した長編小説である。大井広介らの同人誌『槐(えんじゅ)』に1938年9月[1巻3号]から1939年3月[2巻3号]まで連載。この間、第8回芥川賞(1938年下半期)予選候補に選ばれる。加筆し、後半部を追加した後、1939年5月に大観堂書店から単行本『石狩川』第1部として刊行された。未完のまま作者が病死したとされ......