王 根(おう こん、? - 紀元前6年)は、前漢後期の人物。字は稚卿。魏郡元城県委粟里(河北省大名県)の出身。成帝の生母、皇太后王氏(王政君)、及び成帝の執政(大将軍)となった王鳳の異母弟。河平2年(紀元前27年)に兄弟4人(王譚、王商、王立、王逢時)と共に列侯(曲陽侯)に封ぜられ、「五侯」と呼ばれた。王鳳が権力を握る中、王商たち兄弟は奢侈を競った。王根の屋敷内の庭園は皇帝の宮殿を模したものであり、そのことが民間で歌にされるほどだった。王鳳死後、従兄弟の王音が執政を継いだ後、成帝はお忍びで城下を歩いた際に王根の屋敷のことを知り、王根らの奢侈や僭上に激怒する......
王 根(おう こん、? - 紀元前6年)は、前漢後期の人物。字は稚卿。魏郡元城県委粟里(河北省大名県)の出身。成帝の生母、皇太后王氏(王政君)、及び成帝の執政(大将軍)となった王鳳の異母弟。河平2年(紀元前27年)に兄弟4人(王譚、王商、王立、王逢時)と共に列侯(曲陽侯)に封ぜられ、「五侯」と呼ばれた。王鳳が権力を握る中、王商たち兄弟は奢侈を競った。王根の屋敷内の庭園は皇帝の宮殿......