源 雅具(みなもと の まさとも)は鎌倉時代前期の公卿。権中納言、正二位。本名は重能。父は正三位権中納言源兼忠、母は不詳。大納言源通具の子となる。白河院、鳥羽院からの信頼が厚かった源雅兼の子孫である。雅兼、雅頼、兼忠、といずれも権中納言に至った。雅具も最終的には権中納言に至り家門を維持できたのであるが、父祖たちとは異なり、前半生はかなり不遇であった。承元3年(1209年)1月13日、侍従に任ぜられる。この時、従五位上。建暦2年(1212年)11月11日、承明門院の御給により、正五位下に昇叙。承久2年(1220年)1月22日、左少将に任ぜられる。承久3年(1......
源 雅具(みなもと の まさとも)は鎌倉時代前期の公卿。権中納言、正二位。本名は重能。父は正三位権中納言源兼忠、母は不詳。大納言源通具の子となる。白河院、鳥羽院からの信頼が厚かった源雅兼の子孫である。雅兼、雅頼、兼忠、といずれも権中納言に至った。雅具も最終的には権中納言に至り家門を維持できたのであるが、父祖たちとは異なり、前半生はかなり不遇であった。承元3年(1209年)1月13......