清河長公主(せいかちょうこうしゅ、生没年不詳)は、魏の長公主。曹操の長女。母は劉夫人で、曹昂・曹鑠の同母姉妹、曹丕、曹植、曹節(献穆皇后)らの異母姉にあたる。以下の記述は裴松之が注に引用する『魏略』の記述による。曹操が娘の婿候補を捜した時、旧友である丁沖の子丁儀が聡明で、人望もあるとの評判を聞き、曹丕に相談した。しかし曹丕は「丁儀は眇(すがめ、隻眼のような容貌)なので、そんな醜い男では姉上は喜ばれないでしょう」と答え、さらに「姉上の嫁ぎ先は伏波将軍(夏侯惇)の子である子林(夏侯楙の事、曹丕の親類で友人)が最適でしょう」と言った。そこで曹操は丁儀との婚姻を取......
清河長公主(せいかちょうこうしゅ、生没年不詳)は、魏の長公主。曹操の長女。母は劉夫人で、曹昂・曹鑠の同母姉妹、曹丕、曹植、曹節(献穆皇后)らの異母姉にあたる。以下の記述は裴松之が注に引用する『魏略』の記述による。曹操が娘の婿候補を捜した時、旧友である丁沖の子丁儀が聡明で、人望もあるとの評判を聞き、曹丕に相談した。しかし曹丕は「丁儀は眇(すがめ、隻眼のような容貌)なので、そんな醜い......