樊 建(はん けん、生没年不詳)は、中国三国時代から西晋の政治家。蜀漢と西晋に仕えた。字は長元、荊州義陽郡義陽県の人(「諸葛亮伝」が引く『晋百官表』)。『三国志』蜀志に独立した伝はないが、「諸葛亮伝」に記録がある。諸葛亮の死後、董厥の後任として尚書令となった。251年には校尉の地位であったが、このとき呉への使者として赴いた。孫権は重病で樊建と直接対面することができなかったため、諸葛恪に対し樊建の人物を、かつて使者として呉を訪れた宗預と比較する形で尋ねた。諸葛恪は「宗預に才能・見識では及ばないが、性質では優っている」と評した。後に侍中・尚書令となった。261......
樊 建(はん けん、生没年不詳)は、中国三国時代から西晋の政治家。蜀漢と西晋に仕えた。字は長元、荊州義陽郡義陽県の人(「諸葛亮伝」が引く『晋百官表』)。『三国志』蜀志に独立した伝はないが、「諸葛亮伝」に記録がある。諸葛亮の死後、董厥の後任として尚書令となった。251年には校尉の地位であったが、このとき呉への使者として赴いた。孫権は重病で樊建と直接対面することができなかったため、諸......