栢野寺(かやのでら)は栢野大杉のある神社の初期の呼称。中期平安時代頃から栢野社と称した。越前の僧泰澄が養老元年(714年)日本三名山(三霊山)の一つ白山に初めて登り修行し山を開き白山信仰の元となったが、栢野大杉|大杉は百本のスギ|杉に価するとして白山の妙理観世音大菩薩を祀り栢野寺となった。明治5年には廃仏毀釈により役人の査察を恐れ古文書を焼却しており当地保存や寺の文献は残っていないが伝承と栢野寺時代以降の文献に「栢野」の記述がある。寺とは言われるが住職が居たとのことでなく村落の神社|社(やしろ)であったと考えられる。なお栢野は元元「カヤ (草)|萱野」であ......
栢野寺(かやのでら)は栢野大杉のある神社の初期の呼称。中期平安時代頃から栢野社と称した。越前の僧泰澄が養老元年(714年)日本三名山(三霊山)の一つ白山に初めて登り修行し山を開き白山信仰の元となったが、栢野大杉|大杉は百本のスギ|杉に価するとして白山の妙理観世音大菩薩を祀り栢野寺となった。明治5年には廃仏毀釈により役人の査察を恐れ古文書を焼却しており当地保存や寺の文献は残っていな......