栗 嵩(りつ すう、? - 189年?)は、後漢時代末期の宦官。霊帝の時代の末期に、中常侍に任命されたと記録にある12名の宦官(いわゆる十常侍)の一人である。彼等は全員列侯され、親族を地方官に任命し私腹を肥やした。184年、黄巾の乱が勃発すると、郎中の張鈞は乱を鎮めるために十常侍を斬るべきと上奏したが、霊帝はこれを拒否した。栗嵩については記録が乏しく、189年、張譲や趙忠等と共に袁紹等の掃討軍の攻撃で殺害された宦官達の中に含まれているかどうかも不明である。小説『三国志演義』では登場しない。
栗 嵩(りつ すう、? - 189年?)は、後漢時代末期の宦官。霊帝の時代の末期に、中常侍に任命されたと記録にある12名の宦官(いわゆる十常侍)の一人である。彼等は全員列侯され、親族を地方官に任命し私腹を肥やした。184年、黄巾の乱が勃発すると、郎中の張鈞は乱を鎮めるために十常侍を斬るべきと上奏したが、霊帝はこれを拒否した。栗嵩については記録が乏しく、189年、張譲や趙忠等と共に......