柳 隠(りゅう いん、生没年不詳)は、中国三国時代の蜀漢の武将。字は休然。蜀郡成都の人。『華陽国志』に事績が記載されている。若いころから同郡出身の杜禎・柳伸とともに名を知られた。誠実正直な性格であり、正道に従うことを信条とし、友人との交際には常に手厚さを心がけていた。このころ、大将軍姜維は北伐を繰り返していたが、柳隠はたびたびその征伐に従軍して功績をたて、その武勇と計略は三軍の筆頭であるとされた。牙門将、巴郡太守、騎都尉を歴任した後、漢中黄金囲の督に昇進した。263年、魏の鍾会・鄧艾が大軍を擁して蜀に侵攻してきた。他の多くの城の守将が撤退したり降伏したりす......
柳 隠(りゅう いん、生没年不詳)は、中国三国時代の蜀漢の武将。字は休然。蜀郡成都の人。『華陽国志』に事績が記載されている。若いころから同郡出身の杜禎・柳伸とともに名を知られた。誠実正直な性格であり、正道に従うことを信条とし、友人との交際には常に手厚さを心がけていた。このころ、大将軍姜維は北伐を繰り返していたが、柳隠はたびたびその征伐に従軍して功績をたて、その武勇と計略は三軍の筆......