曽 紀沢(そう きたく、''Zeng Jize''、1839年12月7日 - 1890年4月12日)は、清末の外交官。曽国藩の長男で曽紀鴻の兄。子に曽広鈞など。字は劼剛、号は夢瞻。湖南省湘郷出身。1870年、父の功で戸部員外郎に任ぜられる。1877年、父の爵位を継いで一等毅勇侯となる。1878年、駐英公使兼駐仏公使に任命され、太常寺卿に補任される。当時新疆はコーカンド・ハン国の軍人ヤクブ・ベクが占領していたが、清の陝甘総督左宗棠によって滅ぼされた。ロシアはこの混乱に乗じてイリ地方を占領した。清朝は戸部右侍郎兼盛京将軍代理の崇厚を派遣して交渉にあたらせたが、......
曽 紀沢(そう きたく、''Zeng Jize''、1839年12月7日 - 1890年4月12日)は、清末の外交官。曽国藩の長男で曽紀鴻の兄。子に曽広鈞など。字は劼剛、号は夢瞻。湖南省湘郷出身。1870年、父の功で戸部員外郎に任ぜられる。1877年、父の爵位を継いで一等毅勇侯となる。1878年、駐英公使兼駐仏公使に任命され、太常寺卿に補任される。当時新疆はコーカンド・ハン国の軍......