暴 勝之(ぼう しょうし、? - 紀元前91年)は、前漢の政治家。字は公子。河東の人。武帝の治世後半になると各地に盗賊がはびこり、武帝は御史中丞や丞相長史を派遣して監督させたが効果はなかった。そこで、繍衣を着て節を持った使者を派遣し、虎符により兵を徴発して平定させ、多くの者を処刑させた。暴勝之は直指使者・繍衣御史となり、斧を持って各地を巡り盗賊の討伐を監督し、盗賊を防げなかった太守らを死罪に当たると弾劾し、県令などを誅殺した。勃海では賢人と評判であった雋不疑と対面した。彼から「吏というものは剛直すぎては挫折し、柔和すぎては廃される」と言われ、彼の非凡さを知......
暴 勝之(ぼう しょうし、? - 紀元前91年)は、前漢の政治家。字は公子。河東の人。武帝の治世後半になると各地に盗賊がはびこり、武帝は御史中丞や丞相長史を派遣して監督させたが効果はなかった。そこで、繍衣を着て節を持った使者を派遣し、虎符により兵を徴発して平定させ、多くの者を処刑させた。暴勝之は直指使者・繍衣御史となり、斧を持って各地を巡り盗賊の討伐を監督し、盗賊を防げなかった太......