方 国珍(ほう こくちん 1319年 - 1374年)は中国元末期の反乱指導者。浙江にて反乱を起こし、元末の戦乱の嚆矢となった。黄巌(浙江省海岸部)出身。塩の密売を行っていたが、1348年(元至正八年)に海賊と繋がっているとの讒言を受け、やむを得ず数千の衆を集めて弟の国瑛と共に反乱を起こした。元はこれに対して討伐軍を出してくるが、その軍は弱く、方国珍は大勝して将軍トルチパン(朶児只班)を虜にした。討伐が難しいと思った元政府は方国珍に対して県尉の役職を授けて懐柔しようとし、方国珍も一旦はこれを受けて矛を収めたが、その後再び背く。再び送られた政府の討伐軍はまた......
方 国珍(ほう こくちん 1319年 - 1374年)は中国元末期の反乱指導者。浙江にて反乱を起こし、元末の戦乱の嚆矢となった。黄巌(浙江省海岸部)出身。塩の密売を行っていたが、1348年(元至正八年)に海賊と繋がっているとの讒言を受け、やむを得ず数千の衆を集めて弟の国瑛と共に反乱を起こした。元はこれに対して討伐軍を出してくるが、その軍は弱く、方国珍は大勝して将軍トルチパン(朶児......