徳齢(とくれい)は、中華民国時代の文筆家。清末の正白旗漢軍旗人で駐日公使、駐仏公使などを歴任した裕庚の娘。母親はフランス人であったとされる。妹容齢とともに西太后のもとに仕えた。兄勲齢も宮廷で雑用係を勤め、写真撮影ができたために西太后の宮廷生活写真を撮影している。湖北省武昌で生まれ、荊州で幼年期を過ごした。1895年より父の任地であった日本で3年間を、フランスで4年間を過ごした。海外の生活の中で、外国語と教養を身につけ、各国の国情に通じるようになった。容齢とともにイサドラ・ダンカンに舞踊を習ってもいる。1902年、裕庚の任期が終了して帰国したのに従って、17......
徳齢(とくれい)は、中華民国時代の文筆家。清末の正白旗漢軍旗人で駐日公使、駐仏公使などを歴任した裕庚の娘。母親はフランス人であったとされる。妹容齢とともに西太后のもとに仕えた。兄勲齢も宮廷で雑用係を勤め、写真撮影ができたために西太后の宮廷生活写真を撮影している。湖北省武昌で生まれ、荊州で幼年期を過ごした。1895年より父の任地であった日本で3年間を、フランスで4年間を過ごした。海......