幽王(ゆうおう)は、周朝の第12代の王。宣王の子。平王、携王、太子伯服らの父。前780年、関中で大地震が発生し、伯陽甫という人物が周朝滅亡の前兆と唱えたが、史書の記録では周朝の国勢の衰退期であったことは確実である。褒姒が後宮に入り幽王の寵愛を受け伯服を儲けている。幽王は正室であった申后及び太子宜臼を廃し、褒姒を后に、伯服を太子に立てている。褒姒は笑うことをしなかったために、幽王はさまざまな方法で笑わせようとしたがいずれもうまくいかなかった。しかし絹を裂く音で僅かに微笑んだことで国中の絹を徴収し裂き、更には烽火を用いて諸侯を集結させると褒姒が笑ったことから、......
幽王(ゆうおう)は、周朝の第12代の王。宣王の子。平王、携王、太子伯服らの父。前780年、関中で大地震が発生し、伯陽甫という人物が周朝滅亡の前兆と唱えたが、史書の記録では周朝の国勢の衰退期であったことは確実である。褒姒が後宮に入り幽王の寵愛を受け伯服を儲けている。幽王は正室であった申后及び太子宜臼を廃し、褒姒を后に、伯服を太子に立てている。褒姒は笑うことをしなかったために、幽王は......