常 林(じょう りん、生没年不詳)は、中国後漢末期から三国時代の政治家。河内郡温県の人。字は伯槐。父は常伯先。子は常旹(常時、泰山太守)・常静。『三国志』魏志に伝がある。また、『魏略』清介伝にも伝があったという。寒門出身であったという(『魏略』)。7歳のとき、父の字を呼んだ来客に拝礼をせず、咎められると堂々と理由を述べたため評判になった。長じてからもしばらくは貧しかったが、他人の施しを受けずに太学に行き、経典を修めつつ農耕に従事した(『魏略』)。妻は常林に自ら弁当を運び、常林も妻に対し賓客のように接したという(『魏略』)。河内太守の王匡は董卓打倒の義兵を挙......
常 林(じょう りん、生没年不詳)は、中国後漢末期から三国時代の政治家。河内郡温県の人。字は伯槐。父は常伯先。子は常旹(常時、泰山太守)・常静。『三国志』魏志に伝がある。また、『魏略』清介伝にも伝があったという。寒門出身であったという(『魏略』)。7歳のとき、父の字を呼んだ来客に拝礼をせず、咎められると堂々と理由を述べたため評判になった。長じてからもしばらくは貧しかったが、他人の......