『小椅子の聖母』(こいすのせいぼ、(Madonna della Seggiola))は、盛期ルネサンスの画家ラファエロ・サンティが、1513年から1514年ごろに描いた絵画。幼児キリストを抱きしめる聖母マリアと、二人を敬虔な表情で見つめる幼児洗礼者聖ヨハネが描かれている。『小椅子の聖母』はラファエロのキャリア後期にあたるいわゆる「ローマ時代」に描かれた作品で、キャリア中期の「フィレンツェ時代」に同様のモチーフで描かれた厳格な様式美の作品とは、まったく異なる作風の絵画となっている。また、暖色系の色使いはティツィアーノ(1488年/1490年 - 1576年)......
『小椅子の聖母』(こいすのせいぼ、(Madonna della Seggiola))は、盛期ルネサンスの画家ラファエロ・サンティが、1513年から1514年ごろに描いた絵画。幼児キリストを抱きしめる聖母マリアと、二人を敬虔な表情で見つめる幼児洗礼者聖ヨハネが描かれている。『小椅子の聖母』はラファエロのキャリア後期にあたるいわゆる「ローマ時代」に描かれた作品で、キャリア中期の「フィ......