小弁(こべん、生没年不詳)は、平安時代後期の女流歌人。祐子内親王家小弁(ゆうしないしんのうけのこべん)・一宮小弁(いちのみやのこべん)・宮の小弁(みやのこべん)とも呼ばれる。祐子内親王家紀伊の母。藤原南家巨勢麻呂流の正五位下越前守藤原懐尹の娘で、母は越前守源致書女とされる。高倉一宮こと祐子内親王 (後朱雀天皇皇女)に仕えた。長元5年(1032年)上東門院菊合・長久2年(1041年)源大納言家歌合・永承4年(1049年)六条斎院歌合・永承5年(1050年)祐子内親王家歌合などの歌合に出詠し、また物語『岩垣沼の中将』(いわがきぬまのちゅうじょう)を著して天喜3......
小弁(こべん、生没年不詳)は、平安時代後期の女流歌人。祐子内親王家小弁(ゆうしないしんのうけのこべん)・一宮小弁(いちのみやのこべん)・宮の小弁(みやのこべん)とも呼ばれる。祐子内親王家紀伊の母。藤原南家巨勢麻呂流の正五位下越前守藤原懐尹の娘で、母は越前守源致書女とされる。高倉一宮こと祐子内親王 (後朱雀天皇皇女)に仕えた。長元5年(1032年)上東門院菊合・長久2年(1041年......