小島事件の画像画像引用元: daily-news.jp

小島事件

推定知名度4.91%15〜75歳男女
推定知名度1.96%20〜35歳男女

小島事件(おじまじけん)は、1950年(昭和25年)に静岡県庵原郡で発生した強盗殺人事件である。1950年5月10日深夜、庵原郡小島村で、女性が斧で撲殺される事件が発生した。国警静岡県本部から派遣された警部補の紅林麻雄らによる捜査の結果、同村に住む27歳の男、Aが被疑者として浮上した。Aはほどなく犯行を自供したが、公判の段階では自供を翻し、取調べでは拷問を受けたとして無実を訴えるようになった。また、事件には自供以外の直接証拠も乏しかったが、一審の静岡地裁と控訴審の東京高裁はともに無罪主張を退け、Aには無期懲役の有罪判決が下された。しかし、1958年(昭和33年)に最高裁は、Aが取調べ後に負傷していた可能性や自供の不自然性を指摘し、自供は無理のある取調べの末に得られたもので任意性に疑義がある、と判決した。最高裁により有罪判決は東京高裁へ破棄差戻しされ、差戻審によっても、やはり取調べは強制的なものであったとして自供の任意性は否定された。1959年(昭和34年)に差戻審で下された無罪判決が確定し、事件は冤罪と認められた。

過去の推移