宇婆(うば)は、奄美大島に伝わる妖怪。外観、性質とも河童に似た妖怪。山野で人を迷子にするなどの悪戯を働く。同じく奄美大島の妖怪であるケンムンとともに、もとは人間であり、7歳と5歳の兄弟のうちの兄がケンムン、弟がウバになったという言い伝えもある。あるいはケンムンと別の妖怪なのではなく、ケンムンの現れ方の一つが宇婆だと説明される。実際、江戸末期の第一資料『南島雑話』には、「水蝹〔ケンムン〕の一種(宇婆) 」と題し「宇婆はケンモンの類にて」と記述されている。長野県に伝わる妖怪の山姥#山姥の説話|ウバと同発音だが、関連性はない。
宇婆(うば)は、奄美大島に伝わる妖怪。外観、性質とも河童に似た妖怪。山野で人を迷子にするなどの悪戯を働く。同じく奄美大島の妖怪であるケンムンとともに、もとは人間であり、7歳と5歳の兄弟のうちの兄がケンムン、弟がウバになったという言い伝えもある。あるいはケンムンと別の妖怪なのではなく、ケンムンの現れ方の一つが宇婆だと説明される。実際、江戸末期の第一資料『南島雑話』には、「水蝹〔ケン......