夏侯 傑(かこう けつ)は、中国の通俗歴史小説『三国志演義』に登場する架空の武将。曹操麾下の武将。建安13年(208年)の長坂橋の戦いで張飛を追撃するが、橋で仁王立ちをした張飛の大喝で、恐怖のあまり失神して落馬し、曹操や率いていた軍は浮き足立って逃げ出す設定となっている。なお、『三国志演義』のうち現在の流布本である毛宗崗本以外では、名前が夏侯覇(夏侯淵の子でのちに蜀に寝返る)となっている版本が多い。毛宗崗本の底本と称される、いわゆる李卓吾本でも夏侯覇となっている。これに伴って、毛宗崗本以前の版本に拠る作品、『通俗三国志』や吉川英治の小説『三国志』、横山光輝......
夏侯 傑(かこう けつ)は、中国の通俗歴史小説『三国志演義』に登場する架空の武将。曹操麾下の武将。建安13年(208年)の長坂橋の戦いで張飛を追撃するが、橋で仁王立ちをした張飛の大喝で、恐怖のあまり失神して落馬し、曹操や率いていた軍は浮き足立って逃げ出す設定となっている。なお、『三国志演義』のうち現在の流布本である毛宗崗本以外では、名前が夏侯覇(夏侯淵の子でのちに蜀に寝返る)とな......