堅牢地神(けんろうじしん)は、仏教における天部の神の1柱で大地を司る。通常は女神であるが密教では男神と一対とする。十二天の一である地天と同一視される向きもある。堅牢地天、堅牢地祇、あるいは単に堅牢と呼ばれる場合もある。大地女神として、地の堅牢と神の不壊とに解釈される。つまり大地を堅固ならしめる神である。また仏法が流布される処に赴いて、その仏・如来の法座の下にあって警護するという。『金光明王経』八堅牢地神品には、資材珍宝伏蔵及び、神通長年妙薬を求め、衆病を治癒医療する。また怨敵を降伏させ、諸々の異論を制御せんとする時、浄室において道場を安置し、身を沐浴し、鮮......
堅牢地神(けんろうじしん)は、仏教における天部の神の1柱で大地を司る。通常は女神であるが密教では男神と一対とする。十二天の一である地天と同一視される向きもある。堅牢地天、堅牢地祇、あるいは単に堅牢と呼ばれる場合もある。大地女神として、地の堅牢と神の不壊とに解釈される。つまり大地を堅固ならしめる神である。また仏法が流布される処に赴いて、その仏・如来の法座の下にあって警護するという。......