呉羽丘陵(くれはきゅうりょう)は、富山県の富山平野にある丘陵である。呉羽丘陵は一般に呉羽山(くれはやま)とも呼ばれるが、呉羽山は呉羽丘陵の中の標高80mの山()の名前である。「呉羽」は一帯の地名で、呉服部(くれはとりべ)にちなむものである。機織業を伝来した渡来人・呉織(クレハトリと読み、呉“ご”から我が国に織物を伝えた織工を指す/「はとり」は「機織り」の転)に由来するといわれる(『越中志徴』)。姉倉比売(あねくらひめ)神社の比売が機織の神であることも、クレハトリ伝承と関係がある。『源平盛衰記』巻28(北国所々合戦事)には寿永3年(1183年)、木曾義仲の武......
呉羽丘陵(くれはきゅうりょう)は、富山県の富山平野にある丘陵である。呉羽丘陵は一般に呉羽山(くれはやま)とも呼ばれるが、呉羽山は呉羽丘陵の中の標高80mの山()の名前である。「呉羽」は一帯の地名で、呉服部(くれはとりべ)にちなむものである。機織業を伝来した渡来人・呉織(クレハトリと読み、呉“ご”から我が国に織物を伝えた織工を指す/「はとり」は「機織り」の転)に由来するといわれる(......