伯州犂(はくしゅうれい/はくしゅうり、? - 紀元前515年)は、中国春秋時代の楚の政治家。晋の伯宗の子。共王・康王・郟敖・霊王・平王・昭王の六代の王に仕えた。父伯宗は賢人として有名であったが、ある時朝廷で「陽処父に似ている」と言われたのを喜んだ。陽処父とはかつて文公に付き従って賢哲を知られたが、後にその苛烈な性格が仇となって殺された人物であった。伯宗の妻はこれを聞いて不安に思い、畢陽という賢人に子の伯州犂をあずけた。果たして紀元前576年、伯宗は三郤(郤錡・郤犨・郤至)の讒言によって殺されたが、伯州犂は畢陽の手によって無事に楚へ亡命することが出来た。当時......
伯州犂(はくしゅうれい/はくしゅうり、? - 紀元前515年)は、中国春秋時代の楚の政治家。晋の伯宗の子。共王・康王・郟敖・霊王・平王・昭王の六代の王に仕えた。父伯宗は賢人として有名であったが、ある時朝廷で「陽処父に似ている」と言われたのを喜んだ。陽処父とはかつて文公に付き従って賢哲を知られたが、後にその苛烈な性格が仇となって殺された人物であった。伯宗の妻はこれを聞いて不安に思い......