丁 夫人(てい ふじん、生没年不詳)は、中国後漢末期の人物。曹操の妻。曹昂の育て親。曹操の正室劉夫人が亡くなった後に迎えられた。子供に恵まれなかったため曹昂を大変可愛がり、曹操の跡継ぎとして育てた。しかし、宛城で曹操が張繍から奇襲を受けた際に、曹昂は曹操を逃がし、自らは戦死してしまった。そのため丁夫人は悲嘆に暮れるようになり、事あるごとに「私の子を殺しておきながら、平気な顔をしているとは」と曹操に言っては、節度もなく号泣した。曹操はこのような態度を不快に思っていたが、丁夫人を愛していたため、里に帰して丁夫人の気持ちが収まるのを待った。しばらくして曹操は丁夫......
丁 夫人(てい ふじん、生没年不詳)は、中国後漢末期の人物。曹操の妻。曹昂の育て親。曹操の正室劉夫人が亡くなった後に迎えられた。子供に恵まれなかったため曹昂を大変可愛がり、曹操の跡継ぎとして育てた。しかし、宛城で曹操が張繍から奇襲を受けた際に、曹昂は曹操を逃がし、自らは戦死してしまった。そのため丁夫人は悲嘆に暮れるようになり、事あるごとに「私の子を殺しておきながら、平気な顔をして......