数学の集合論におけるマーティンの公理(マーティンのこうり、Martin's axiom, MA)とは、マーティン とソロヴェイ によって1970年に提唱された、ZFCと独立な命題である。この命題は連続体仮説(CH)に含意されているので、ZFCと確かに矛盾しない。しかし、ZF + ¬ CHとも矛盾しないことも知られている。すなわち、MAを仮定するかどうかに興味があるのはCHを仮定しないときのみである。この公理は非公式には、「連続体濃度<math></math>未満の任意の基数が<math>\\aleph_0</math>と似......
数学の集合論におけるマーティンの公理(マーティンのこうり、Martin's axiom, MA)とは、マーティン とソロヴェイ によって1970年に提唱された、ZFCと独立な命題である。この命題は連続体仮説(CH)に含意されているので、ZFCと確かに矛盾しない。しかし、ZF + ¬ CHとも矛盾しないことも知られている。すなわち、MAを仮定するか......