画像引用元: images-na.ssl-images-amazon.comフランク・ドビアス
推定知名度--%15〜75歳男女
推定知名度--%20〜35歳男女
フランク・ドビアス(Frank Dobias、1902年 - 没年不詳 )は、オーストリア出身の画家・イラストレーター。祖父は建築家、父や叔父も副業で絵を描いていたという。ウィーンのKunstgewerbe SchuleとKunst Akademieでデザインや舞台芸術を学んだ後、1924年頃にアメリカ合衆国に移住し、アメリカ国籍を取得している。岩波書店刊の絵本『ちびくろ・さんぼ』(1953年初版)の挿絵画家として知られる。ただし、これらの挿絵は、ニューヨークのマクミラン社(Macmillan)から1927年にThe Happy Hour Booksシリーズの中の1冊として刊行されたものに使われたものを、翻訳者の光吉夏弥がレイアウトなどを改変して用いたものである。大ヒットとなったこの絵本により、日本では著名であるが、世界的にはあまり知られておらず、そのため没年も不詳である。作品のほとんどは1940年代までに発表されており、岩波版『ちびくろ・さんぼ』が出版された1953年には故人であった可能性が高い。その傍証として、同絵本には第2話として「さんぼとふたごたち(Sambo and the Twins)」が収録されているが、ドビアスの挿絵ではなく、日本の漫画家である岡部冬彦が描いたものが採用されている。岡部冬彦は、岩波書店からドビアスの画風を真似て描くことを依頼されたため、一見同じ人物による挿絵と見紛うほどである。1953年当時は国際的な著作権に対する意識が薄かった時代とはいえ、こうした盗作まがいの作品をドビアスが見逃していたのも、すでに故人となっていたからであろう。
