トラシュブロス(ギリシャ語:Θρασύβουλος, 紀元前440年頃 - 紀元前388年)は、アテナイの将軍で民主政支持者。寡頭政の政権である三十人僭主と戦った。旅行家のパウサニアスは『ギリシア案内記』において、トラシュブロスをアテナイの名士で最優秀の人物と評している。トラシュブロスはスティリア区の出身で、紀元前411年にアテナイ海軍の将軍を務めた。ペロポネソス戦争でアテナイはスパルタに敗れ、和平締結後に親スパルタの寡頭政政権である三十人政権が成立した。トラシュブロスはテーバイに亡命し、三十人政権の恐怖政治によってアテナイの貴族、富裕層や対立勢力は粛清さ......
トラシュブロス(ギリシャ語:Θρασύβουλος, 紀元前440年頃 - 紀元前388年)は、アテナイの将軍で民主政支持者。寡頭政の政権である三十人僭主と戦った。旅行家のパウサニアスは『ギリシア案内記』において、トラシュブロスをアテナイの名士で最優秀の人物と評している。トラシュブロスはスティリア区の出身で、紀元前411年にアテナイ海軍の将軍を務めた。ペロポネソス戦争でアテナイは......