デルタドロメウス (''Deltadromeus'') は後期白亜紀初頭の北西アフリカに生息していた大型肉食恐竜。全長は8メートル程度で、大きさの割には細身で軽量、脚も長く、おそらく足が速かったと思われる。それにちなみ「三角州の疾走者」という意味の属名が与えられた。頭骨などは発見されていないため、現在の復元はあくまで推定に基づく部分も多い。同時代の同地域にはカルカロドントサウルスやスピノサウルスなどのより大型の肉食恐竜も存在したが、主食となる獲物の対象を変えることで共存が成立していた。(スピノサウルスは魚類を、カルカロドントサウルスは大型の植物食恐竜を主......
デルタドロメウス (''Deltadromeus'') は後期白亜紀初頭の北西アフリカに生息していた大型肉食恐竜。全長は8メートル程度で、大きさの割には細身で軽量、脚も長く、おそらく足が速かったと思われる。それにちなみ「三角州の疾走者」という意味の属名が与えられた。頭骨などは発見されていないため、現在の復元はあくまで推定に基づく部分も多い。同時代の同地域にはカルカロドントサウル......