ダルマバラ(Darmabala, 1264年 - 1292年)は、元の皇族。漢字表記は答剌麻八剌太子、『集史』のペルシア語表記では ترمه بلا Tarma Balā 。世祖クビライ時代の皇太子チンキムの次男で、父の死後には祖父クビライの有力な後継者候補として将来を嘱望されたが、早世した。諡は昭聖衍孝皇帝、廟号は順宗。ダルマバラは、チンキムがコンギラト部族出身の妻ココジンとの間にもうけた3人の嫡子のうちの次男で、兄にカマラ、弟にテムルがいる。幼い頃から常にチンキムのもとに留められて膝下に育てられ、子供のうちに名門コンギラト部族出身のダギを妻に迎え入れる......
ダルマバラ(Darmabala, 1264年 - 1292年)は、元の皇族。漢字表記は答剌麻八剌太子、『集史』のペルシア語表記では ترمه بلا Tarma Balā 。世祖クビライ時代の皇太子チンキムの次男で、父の死後には祖父クビライの有力な後継者候補として将来を嘱望されたが、早世した。諡は昭聖衍孝皇帝、廟号は順宗。ダルマバラは、チンキムがコンギラト部族出身の妻ココジンとの......