シトクロム''c''(cytochrome ''c''、cyt ''c'')は、ミトコンドリアの内膜に弱く結合しているヘムタンパク質の一種である。タンパク質のシトクロム''c''ファミリーに属する。他のシトクロムと異なり可溶性(100 g/L)で、電子伝達系において不可欠な因子である。酸化還元能を持つが酸素分子は持たない。電子伝達系では複合体IIIから1電子を受け取り、複合体IVに1電子を引き渡す。ヒトではシトクロム''c''は ''CYCS'' 遺伝子にコードされている。
シトクロム''c''(cytochrome ''c''、cyt ''c'')は、ミトコンドリアの内膜に弱く結合しているヘムタンパク質の一種である。タンパク質のシトクロム''c''ファミリーに属する。他のシトクロムと異なり可溶性(100 g/L)で、電子伝達系において不可欠な因子である。酸化還元能を持つが酸素分子は持たない。電子伝達系では複合体IIIから1電子を受け取り、複合体IV......