サルタク(Sartaq, ? - 1257年)は、ジョチ・ウルスの第3代宗主である(在位:1256年-1257年)。ペルシア語表記では سرتاقSartāq と綴られる。彼はバトゥの長男であり、母はボラクチン・ハトゥンであったという。子息はいなかったようだが末弟のウラクチが彼の息子であるという伝承もある。またルーシの公グレプ(ru)の妻となったフェオドラはジョチ・ウルスのサルタクという人物の娘であると記されており、これを本項のサルタクとみなす説もある。1256年春にモンゴル皇帝モンケが第2回のクリルタイをオルメクトの地で開催したとき、サルタクはジョチ・ウ......
サルタク(Sartaq, ? - 1257年)は、ジョチ・ウルスの第3代宗主である(在位:1256年-1257年)。ペルシア語表記では سرتاقSartāq と綴られる。彼はバトゥの長男であり、母はボラクチン・ハトゥンであったという。子息はいなかったようだが末弟のウラクチが彼の息子であるという伝承もある。またルーシの公グレプ(ru)の妻となったフェオドラはジョチ・ウルスのサルタ......