『イーゴリ公』(イーゴリこう、原題:Князь Игорь)は、アレクサンドル・ボロディンによって書かれたオペラである。中世ロシアの叙事詩『イーゴリ軍記』を題材に、1185年、キエフ大公国の公、イーゴリ・スヴャトスラヴィチによる、遊牧民族ポロヴェツ人(韃靼人)に対する遠征を描いた。序幕付き4幕からなる。ボロディンはこの作品を完成させる前の1887年に逝去してしまったため、リムスキー=コルサコフとグラズノフの手により完成された。従って、楽譜には「このオペラはリムスキー=コルサコフが序幕と第1・2・4幕、第3幕の「ポロヴェツ人(韃靼人)の行進」の編曲されていな......
『イーゴリ公』(イーゴリこう、原題:Князь Игорь)は、アレクサンドル・ボロディンによって書かれたオペラである。中世ロシアの叙事詩『イーゴリ軍記』を題材に、1185年、キエフ大公国の公、イーゴリ・スヴャトスラヴィチによる、遊牧民族ポロヴェツ人(韃靼人)に対する遠征を描いた。序幕付き4幕からなる。ボロディンはこの作品を完成させる前の1887年に逝去してしまったため、リムスキ......