イギリス組曲(イギリスくみきょく)BWV 806-811(<i>Englische Suiten BWV 806-811</i>)は、ヨハン・ゼバスティアン・バッハの鍵盤楽器のための組曲集。6つの組曲からなり、各に前奏曲・アルマンド・クーラント・サラバンド・メヌエット・ジーグなどが配されている。ケーテン時代の1710年代末頃に成立、1725年頃までに推敲が終了した。第1組曲の初稿(BWV 806a)の成立時期はヴァイマル時代の1712年頃にまで遡る。20世紀半ばまではフランス組曲以後の作品と考えられていたが、7つのトッカータ(1707-13年)と同様、バッ......
イギリス組曲(イギリスくみきょく)BWV 806-811(<i>Englische Suiten BWV 806-811</i>)は、ヨハン・ゼバスティアン・バッハの鍵盤楽器のための組曲集。6つの組曲からなり、各に前奏曲・アルマンド・クーラント・サラバンド・メヌエット・ジーグなどが配されている。ケーテン時代の1710年代末頃に成立、1725年頃までに推敲が終了した。第1組曲の初稿......