アンガマは、沖縄県石垣島など八重山地方に伝わる儀礼的集団芸能のひとつ。祖先を表わすと言われるウシュマイという老人とンミ(ウミー)という老婆の仮面を付けた二人を先頭に踊り手らが従い、家々を訪ねて語りや歌、踊りを披露する。旧盆の夜に祖先の霊を供養するために行なうソーロンアンガマ、婦人群舞の節(しつ)アンガマ、新築儀礼の家造りアンガマがある。 元来、士族階級層の行事だったが、明治以降農民層にも広がった。
アンガマは、沖縄県石垣島など八重山地方に伝わる儀礼的集団芸能のひとつ。祖先を表わすと言われるウシュマイという老人とンミ(ウミー)という老婆の仮面を付けた二人を先頭に踊り手らが従い、家々を訪ねて語りや歌、踊りを披露する。旧盆の夜に祖先の霊を供養するために行なうソーロンアンガマ、婦人群舞の節(しつ)アンガマ、新築儀礼の家造りアンガマがある。 元来、士族階級層の行事だったが、明治以降農......