アシュラフ・カーイトバーイ(? - 1495年)は、エジプトを支配したブルジー・マムルーク朝の第19代スルタン(在位:1468年 - 1495年)。ブルジー・マムルーク朝の第9代スルタンであったアシュラフ・バルスバーイの時代から仕えたマムルークで、1468年に第18代のザーヒル・ティムルブガーを廃して即位した。この頃のマムルーク朝では内紛で国力は衰退し、国外では小アジアや東欧でオスマン朝が急速に拡大して矛先をマムルーク朝に向けつつあった。マムルーク朝では第14代・アシュラフ・イーナールの時代にオスマン朝と交戦していた諸国の援軍要請を拒絶するという外交政策の......
アシュラフ・カーイトバーイ(? - 1495年)は、エジプトを支配したブルジー・マムルーク朝の第19代スルタン(在位:1468年 - 1495年)。ブルジー・マムルーク朝の第9代スルタンであったアシュラフ・バルスバーイの時代から仕えたマムルークで、1468年に第18代のザーヒル・ティムルブガーを廃して即位した。この頃のマムルーク朝では内紛で国力は衰退し、国外では小アジアや東欧でオ......