『きりしとほろ上人伝』(きりしとほろしょうにんでん)は、芥川龍之介が1919年(大正8年)に雑誌『新小説』誌上に発表した小説である。キリスト教の聖人伝説集『レゲンダ・アウレア』(黄金伝説)に登場する聖人クリストフォロスの生涯を翻案した小説。キリシタン版の『天草本伊曾保物語』(1594年刊)で使用されている、戦国時代の京阪地方における話し言葉を引用した文体に特徴がある。芥川の小説におけるジャンル「切支丹物」の傑作とされる。
『きりしとほろ上人伝』(きりしとほろしょうにんでん)は、芥川龍之介が1919年(大正8年)に雑誌『新小説』誌上に発表した小説である。キリスト教の聖人伝説集『レゲンダ・アウレア』(黄金伝説)に登場する聖人クリストフォロスの生涯を翻案した小説。キリシタン版の『天草本伊曾保物語』(1594年刊)で使用されている、戦国時代の京阪地方における話し言葉を引用した文体に特徴がある。芥川の小説に......