おほつぶね(おおつぶね、生没年不詳)は、平安時代前期の女流歌人。『後撰和歌集』や『大和物語』などによれば、在原棟梁の娘で、「おほつぶね」は幼名という。あるいは藤原敦忠母の妹とも、藤原敦忠母と同一人物とも言われる。陽成院の側妾だったこともあったらしい。勅撰和歌集では『後撰和歌集』に3首入集。平貞文・貞元親王らと交流があったらしい。* 人はいさ我はなき名の惜しれば昔も今も知らずとを言はむ(『後撰和歌集』634)
おほつぶね(おおつぶね、生没年不詳)は、平安時代前期の女流歌人。『後撰和歌集』や『大和物語』などによれば、在原棟梁の娘で、「おほつぶね」は幼名という。あるいは藤原敦忠母の妹とも、藤原敦忠母と同一人物とも言われる。陽成院の側妾だったこともあったらしい。勅撰和歌集では『後撰和歌集』に3首入集。平貞文・貞元親王らと交流があったらしい。* 人はいさ我はなき名の惜しれば昔も今も知らずとを言......