長曽祢興正(ながそねおきまさ)は、江戸時代の刀工。新刀最上作にして最上大業物。長曽祢虎徹興里の実子とも、門人で後に養子となるともいう。通称は庄兵衛と伝えられる。虎徹の名を継いで二代目となる。ただし、銘に虎徹を冠した作が少ないためか、一般に二代目虎徹と呼ばれることはあまりない。一説に興里(虎徹)の甲冑師時代からの助手とされる。興里に比して作例が少ないのは師興里の作刀の助手をすることが多かったためといわれる。寛文の終わりごろから興正の作を見るが、作刀期間は主に師興里の没後、延宝6年以降であり、年紀のあるものは寛文13年の作にはじまり、元禄3年の年紀がある作が最......
長曽祢興正(ながそねおきまさ)は、江戸時代の刀工。新刀最上作にして最上大業物。長曽祢虎徹興里の実子とも、門人で後に養子となるともいう。通称は庄兵衛と伝えられる。虎徹の名を継いで二代目となる。ただし、銘に虎徹を冠した作が少ないためか、一般に二代目虎徹と呼ばれることはあまりない。一説に興里(虎徹)の甲冑師時代からの助手とされる。興里に比して作例が少ないのは師興里の作刀の助手をすること......