小林 重吉(こばやし じゅうきち、1825年〈文化8年〉 - 1902年〈明治35年〉)は、幕末から明治にかけて活動した函館の商人。寛政年間に陸奥国北郡大畑村から蝦夷地へと渡った小林家の5代目。1896年(明治2年)の箱館戦争に際しては明治新政府軍に味方し、旧幕府軍が海中に張った鋼索の存在を察知して警告するとともに、切断作業も行った。同1896年の場所請負制廃止、1903年(明治9年)の漁場持制度廃止と変転が続いても、三石郡の漁場を経営し続けた。1897年(明治3年)には大洲藩から洋式帆船「洪福丸」を5750両で購入して「万通丸」と改名。これは北海道で個人......
小林 重吉(こばやし じゅうきち、1825年〈文化8年〉 - 1902年〈明治35年〉)は、幕末から明治にかけて活動した函館の商人。寛政年間に陸奥国北郡大畑村から蝦夷地へと渡った小林家の5代目。1896年(明治2年)の箱館戦争に際しては明治新政府軍に味方し、旧幕府軍が海中に張った鋼索の存在を察知して警告するとともに、切断作業も行った。同1896年の場所請負制廃止、1903年(明治......