シピオン酸(シピオンさん、Cypionic acid)は、化学式C<sub>8</sub>H<sub>14</sub>O<sub>2</sub>で表されるカルボン酸の一種。主な用途は医薬品製剤で、母体化合物の半減期を長くするため、シピオン酸エステルとしたものがプロドラッグとして製造される。シピオン基は脂溶性であるため、筋肉注射されると脂肪組織に取り込まれる。シピオン基は代謝酵素により徐々に加水分解され、安定した量の有効成分を放出する。この効果を応用する医薬品の例として、テストステロン、ヒドロコルチゾン、オキサボロン、エストラジオールなどがある。
シピオン酸(シピオンさん、Cypionic acid)は、化学式C<sub>8</sub>H<sub>14</sub>O<sub>2</sub>で表されるカルボン酸の一種。主な用途は医薬品製剤で、母体化合物の半減期を長くするため、シピオン酸エステルとしたものがプロドラッグとして製造される。シピオン基は脂溶性であるため、筋肉注射されると脂肪組織に取り込まれる。シピオン基は代謝酵素に......