『風神の門』(ふうじんのもん)は、司馬遼太郎の長編時代小説。1961年(昭和36年)から1962年4月まで『東京タイムズ』に連載された。単行本は1962年に新潮社から刊行され、現行は新潮文庫(新版全2巻)で多数重版され、春陽文庫全1巻と『司馬遼太郎全集.2』(文藝春秋)にも収められている。戦国時代の忍者・霧隠才蔵こと服部才蔵が主人公となっている。真田十勇士を題材にした作品であるが、猿飛佐助と霧隠才蔵以外の十勇士は殆ど描写されていない。また、作品に登場する忍術は一貫して合理性を持たせて描写されており、忍術ものとしては荒唐無稽な描写が少ない作風となっている。本......
『風神の門』(ふうじんのもん)は、司馬遼太郎の長編時代小説。1961年(昭和36年)から1962年4月まで『東京タイムズ』に連載された。単行本は1962年に新潮社から刊行され、現行は新潮文庫(新版全2巻)で多数重版され、春陽文庫全1巻と『司馬遼太郎全集.2』(文藝春秋)にも収められている。戦国時代の忍者・霧隠才蔵こと服部才蔵が主人公となっている。真田十勇士を題材にした作品であるが......