薛 懐義(せつ かいぎ、? - 695年)は、中国、武周時代の僧。京兆鄠県(陝西省)の出身。旧姓は馮、元名は小宝。元来は洛陽で売薬を生業とする力士であったのを、たまたま千金公主を通して武則天に知られるようになり、その寵愛を受けた。武后の奨めによって出家して僧となり、女婿の薛紹の族籍に編入したことから、薛氏を名乗るようになった。垂拱年間(685年 - 689年)に洛陽の白馬寺の寺主となった。武后の寵を受けた薛懐義の威勢は凄まじく、武氏一門の者でも媚び諂ったという。688年(垂拱4年)、反対勢力を制圧した武后の栄誉を祝して巨大な明堂を建てた。また、武后を仏の転......
薛 懐義(せつ かいぎ、? - 695年)は、中国、武周時代の僧。京兆鄠県(陝西省)の出身。旧姓は馮、元名は小宝。元来は洛陽で売薬を生業とする力士であったのを、たまたま千金公主を通して武則天に知られるようになり、その寵愛を受けた。武后の奨めによって出家して僧となり、女婿の薛紹の族籍に編入したことから、薛氏を名乗るようになった。垂拱年間(685年 - 689年)に洛陽の白馬寺の寺主......