竇 武(とう ぶ、? - 168年)は、後漢末の人物。字は游平。扶風平陵(陝西省咸陽市)の人。安豊戴侯となった竇融の玄孫。父は定襄太守となった竇奉である。妹は竇琼英。竇武は若いころから学問と行いで名を立て、大澤中で教授し、時事に交わらず、関西地方(長安方面)で名を挙げた。延熹8年(165年)、長女のが桓帝の後宮に入って撰ばれて貴人となり、時を置かず皇后に立てられると、外戚となった竇武もその引き立てに与り、郎中へ、そして越騎校尉へと昇進し、槐里侯に封じられる。外戚ゆえに引き立てられ厚遇を受けていることを知る竇武は自らの行いを清め、一族にもそれを勤めさせ、礼と......
竇 武(とう ぶ、? - 168年)は、後漢末の人物。字は游平。扶風平陵(陝西省咸陽市)の人。安豊戴侯となった竇融の玄孫。父は定襄太守となった竇奉である。妹は竇琼英。竇武は若いころから学問と行いで名を立て、大澤中で教授し、時事に交わらず、関西地方(長安方面)で名を挙げた。延熹8年(165年)、長女のが桓帝の後宮に入って撰ばれて貴人となり、時を置かず皇后に立てられると、外戚となった......