宮内 寒弥(みやうち かんや、1912年2月29日(戸籍上は28日) - 1983年3月5日)は、小説家。本名・池上子郎。岡山県生まれ。早稲田大学英文科卒、1935年「中央高地」で芥川賞候補。左翼同伴者文学の書き手だったが、弟の自殺を機に『からたちの花』(1942)などの私小説に転じる。1944年召集により呉海兵団入団。呉鎮防空指令所暗号室勤務。戦後は、水兵としての召集の体験を描いた「憂鬱なる水兵」(1946)があるが、その後は少女小説や児童向け翻訳で糊口を凌いでいたが、1978年、父と1908年の七里ヶ浜遭難事件のことを描いた『七里ヶ浜』で平林たい子文学......
宮内 寒弥(みやうち かんや、1912年2月29日(戸籍上は28日) - 1983年3月5日)は、小説家。本名・池上子郎。岡山県生まれ。早稲田大学英文科卒、1935年「中央高地」で芥川賞候補。左翼同伴者文学の書き手だったが、弟の自殺を機に『からたちの花』(1942)などの私小説に転じる。1944年召集により呉海兵団入団。呉鎮防空指令所暗号室勤務。戦後は、水兵としての召集の体験を描......